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NITTAランドフィルライナーHDPEは、耐薬品に優れる高密度ポリエチレンを主成分とした遮水シートです。処分場向けのポリエチレンに必要とされる最も重要な項目は耐候性です。耐候性は紫外線を吸収させるための2.5%のカーボンブラックを均一に分散さえるだけでなく、ポリエチレン樹脂そのものがストレスクラックに強い処方の樹脂でなくてはなりません。
NITTAランドフィルライナーHDPEは20年以上の製品・施工実績に基づいた信頼できる遮水シートです。標準タイプとスパーク試験対応可能な導電層一体タイプをご用意しています。
- こんな用途におすすめです
-
工事分類
土木工事
環境保全
-
課題・対策
土壌汚染対策
特性一覧
品名 | NITTAランドフィルライナー | |||
---|---|---|---|---|
HDPE | LLDPE | FPA | EPDM | |
タイプ | 高弾性 | 中弾性 | 中弾性 | 低弾性 |
線膨張係数/℃ | 1.65×10⁻⁴ | 2.2×10⁻⁴ | 1.0×10⁻⁴ | 2.2×10⁻⁴ |
※代表値であり保証値ではありません。
製品サイズ
厚さ (㎜) |
幅 (m) |
長さ (m) |
重量 (㎏/㎡) |
---|---|---|---|
1.0 | 7.0 | 135 | 0.95 |
1.5 | 7.0 | 135 | 1.43 |
2.0 | 7.0 | 135 | 1.90 |
※シート厚み1.5㎜が標準サイズです。
※パネルサイズは予告なく変更する場合があります。
安全な固定工法について
・固定工に作用する張力

法面の天端や小段の固定工には、遮水シートの張力が作用し、固定工の持ち上がり等が起きることがあります。これらの不具合を防止するためには、熱応力(低温での収縮)や埋立てによる引込み力を想定し、これに見合う固定工を設けることが必要です。遮水シートにとっては、ストレスをフリーにすることがベストなので、スライディング固定工こそが理想的ですが、遮水シートを滑落させることはできません。そこで、抵抗力を維持したままで、適度な遮水シートの抜け出しにストレスの軽減を可能とする固定工断面をおすすめします。
・遮水シートに生じるストレスの大きさ
法面にたるみなく設置した遮水シートの張力を計測したフィールド実験の報告によると、HDPEシートでは1mあたり約4.5kNもの張力が生じています。
※グラフ参照:HDPE、EPDMは実験値、FPAシートは測定値)